2021/08/19 20:32
“ここで暮らす楽しみ”の“ここ”とは私にとっては何処でもいい。
何処にいても毎日楽しく暮らしたい。田んぼは青森県黒石市、八甲田山の裾野にある「安入」地区で時代と共に耕作放棄が進んだ限界集落にある。
アグリーンハートさんが管理をしていて代表を務めている たく様に誘ってもらいやることになった。
初めて たく様に「安入」地区へ連れて来てもらったときに
大好きな映画の一つ『little forest』の世界のようで一目で気に入ってしまった。
安入はわたしの自宅から車で20分くらいのところにあるのだけれど、
ここへ来る度に自分の住んでいるところとは別世界の気持ちよさを感じる。
人の気配は殆どなく、見たことも無い虫がたくさんいる。
聞いたこと無い鳥の鳴き声、道路を横切るへび。
なんとなく森から感じる動物たちの視線。
たった20分車を走らせただけなのにここは本当に気持ち良いところだ。
(熊が出るのは怖いけど)
そんな気持ちの良い「安入」で稲を育てているのだけれど
正確には育てているというよりは成長の手伝いだそうだ。
綺麗な水と土、光で稲はすくすくと育つ。
わたしがやっているのはその稲が栄養を吸収しやすいように草取りをしているだけだ。
6月中旬から手作業で除草スタートし
最初は10日に1回で草の成長に合わせ、週1回だったり5日に1回だったり。
たくさんの友の手をかりて除草した。
そして8月11日、慣行栽培の稲に大分おくれて
とうとう出ました。稲穂。
『稲は人の足音を聞いて育つ』
手を貸してくれた沢山の友の足音を聞いて稲は順調に育ってる。
つづく